- 〒904-2293 沖縄県うるま市宮里281
- 098-973-4111
- http://www.hosp.pref.okinawa.jp/chubu/index.html

施設紹介
沖縄県立中部病院は550床の総合病院です。特徴は1967年からスタートした米国の臨床の原則に基づいた卒後医学臨床研修事業で、今年で45年が経過しました。これまで900有余名が研修を終了し、現在83名が研修中です。ICUは1979年に創設され、現在に至っています。創設の理由としては成人の開心術が増加したことがきっかけですが、そのほかに一次~三次までの救急疾患を扱う救急室からの外傷を含めた急性期外科術後、重症心不全、重症呼吸不全などが増えてきたこともその大きな要因です。当院のICUはベッド数が14床で、基本的にはすべての診療科が利用するgeneral ICUです。平成23年度のICU入室患者数は1094人で、救急室から594人(54%)、術後入院が363人(33%)でした。医師の構成内容は内科系レジデント、外科系レジデント、CCUレジデントがそれぞれ一名ずつ常勤として勤務しています。夜間はそれぞれの科で一名ずつが当直に当たります。一年前まではICU専門医が常勤で居りましたが、現在は異動のためにICU専門医の常勤は不在の状態です。従って、常勤レジデントのコンサルトは各科のスタッフがこれにあたっていますが、常勤医と違ってリアルタイムにきめの細かい指導ができないのが問題となっています。ICUの患者の重症度はより高度に、より複雑化してきています。内科的疾患を複数持つ高齢患者の増加が大きな要因です。我が国では2030年には65歳以上の人口が約25%に達すると予測されており、ICU careの重要さは増すばかりです。患者さんに最高の医療を提供するためには、Updateな知識を持ったICU専門医が診療とレジデントの教育に当たれる環境整備が必要と考えています。当院は24時間、365日同じ機能で動いていて、医師は勿論のことコメデイカルも三交代で勤務しています。当院の診療はグループ制で行っているので各科ごとの垣根はなく、他科へのコンサルトが容易であることは、働く環境としては申し分ないと考えています。重症患者の治療にあたるのみならず、ローテーション研修医の教育に情熱のあるICU専門医を求めています。沖縄県立中部病院のICU勤務に関心のある先生方、是非一度見学にいらっしゃってください。よろしくお願いいたします。