多職種対象のPFCCS(小児集中治療基礎)コースのテキストです。日本語版はまだ刊行されていません。SCCMのオンラインストアから購入できます。
PFCCS(Pediatric Fundamental Critical Care Support)とは、「日常診療において重篤な症状に陥った小児患者を診る可能性のある医療者」──すなわち、小児科や集中治療部、救命救急センター等に所属する医師および看護師を対象としたコースです。
内容に関しては、実技を中心とし、重症患児を初期初療で確実に救命、かつ、状態を安定化させてPICUに送り、標準的な集中治療へとつなげていくためのノウハウを効率よく習得できるような工夫を随所に凝らしています。特にセデーションや気道確保、搬送などの基幹テーマでは、患者シミュレータとシナリオを駆使した臨場感あふれるスキルステーションを実施しており、参加者からも好評を得ているところです。
ドクターヘリなど新しい患者搬送手段とともにPICUの整備が着々と進められているなか、「初療・救命」→「状態の安定化」→「PICUへの搬送」といった“救命の連鎖”(Chain of Survival)を支える医療者の確保とスキルアップは、これまで以上に求められているといえるでしょう。関連領域の先生方の参加を心よりお待ちしております。
コース情報
●コースプログラム(例)

●テキスト
●受講費用
50,000円(昼食費込み)
●募集概要
対象:医師、研修医、看護師、臨床工学技士、救命士
定員:各回48名
講習会の1、2ヶ月前にJSEPTICのHPに公開されます。(http://www.jseptic.com)
<お問い合わせ>
FCCS運営委員会事務局