施設紹介

ホーム > 施設一覧 > 京都医療センター 救命救急センターICU

京都医療センター 救命救急センターICU

 

はじめに

京都医療センターは昭和59年12月に開設された歴史ある救命救急センターであり、京都市内においては5つある救命救急センターの1つです。最寄りのJR駅は、京都駅より3駅目の至近環境です。京都市(人口約150万人)の南東部、伏見区の中央部に位置しており、京都市南部から府南部における救急患者の受け入れを主に行っています。また、名神高速道路の京都南インターに近接しており、トラウマバイパスとして大阪北摂地域の交通外傷患者の搬送も受け入れています。
現在8名の専従医が、各科協力の下で24時間365日、質の高い救急医療を提供しています。また、災害時には医療班(DMAT)を派遣できるような体制も整備しています。
2011年1月より当院救命救急センターは新病棟となり、ICU8床・HCU22床を救命救急科医師が常駐し管理しています。また、同病棟6階には手術室および術後ICU6床を有しており、こちらは術後管理が必要な患者、院内での急変患者を麻酔科医師が常駐し管理しています。この2つのICUは毎朝のカンファレンスや回診を合同で行っており、どちらかが満床の場合にも相互に連携して病床を運営することで、集中治療管理が必要な患者に対して十分な医療が提供できるようになっています。
当施設は日本救急医学会救急科専門医認定施設、日本集中治療医学会集中治療専門医研修施設に指定されており、これらの資格取得を目指す方のサポートを行っています。


救命救急医が管理する救急外来、Emergency ICU

救急外来に搬送される重症患者は、当初より救命救急科医師が診療を行い、必要な初期治療を開始するとともに、速やかにICUに移送を行うことが出来ます。救命救急センター内にはレントゲン撮影室およびCT室を備えており、ICU入室前後でこれらの撮影がアクセス良く可能です。入院後には救命救急科医師による全身管理が行われ、必要に応じて各診療科に手術やカテーテル治療などを依頼することとなります。
入院治療を行う主な症例は、敗血症性ショック、多発外傷(腹腔内臓器損傷や骨盤骨折など)、広範囲熱傷、人工呼吸管理を必要とする呼吸不全、中毒などですが、HCUで管理を行う中等症のものからICUで綿密な治療が必要となる重症患者まで多彩な症例を経験することが出来ます。
当院にはほかにも循環器科、脳卒中、麻酔科、産婦人科、小児科の各専門医師が24時間交代で常駐しているため、幅広い疾患に常時対応することが可能です。



当救命科医師の特徴および研修について

当院の救命救急センターに勤務する医師は、現在スタッフ6名、後期研修医2名です。その中には救急指導医1名、救急専門医2名、集中治療専門医2名、感染症専門医1名のほか、心臓血管外科、外科、麻酔科、呼吸器内科、感染症科などさまざまなsubspecialityをもつ医師が含まれています。後期研修医も週に1回もしくは数ヶ月単位のまとまった期間を、相談に応じて他科での研修を行うことが可能です(例:週に1回麻酔科研修を行うなど)。また、逆に他科の希望者でも数ヶ月間まとめて、もしくは月に1〜4回の日当直業務など、希望に沿った形での救命救急センターでの研修を行うことが出来ます。このように、人材交流が日頃より盛んに行われています。
当院の救命救急科では、onとoffを明確に分けることを目標として勤務を行っています。24時間365日重症患者に対応するために、月に5〜7回程度の夜勤&休日日勤を行わなければなりませんが、夜勤日は夕方5時頃からの勤務であり、翌日もdutyはありません。したがって、offの時間は十分に確保されます。もちろん、夜間の多発外傷患者など、マンパワーが必要な患者が搬送されてきた場合には非番の医師が応援に駆けつけるなど、普段からスタッフ間で助け合って仕事を行っています。女性医師も現在1名活躍しており、勤務時間についても個々に相談に応じることが可能です。
また、敷地内に官舎があり、妻帯者や独身者それぞれに住居が提供可能です。


救命救急、集中治療における臨床研究への参加

当施設は、代表的なものとして以下の臨床研究への参加を行っております。
・FACE II study(Fever and Antipyretic in Critically ill Evaluation:phase II Randomized controlled trial:集中治療患者の発熱に対する解熱両方の多国間他施設ランダム比較化試験)
・J-POP(Japan-Prediction of neurological Outcome in Patients with cardiac arrest:院外心肺停止患者における近赤外線による無侵襲脳局所酸素飽和度(rSO2)測定の有用性に関する研究)
・DESIRE trial(DExmedetomidine for Sepsis in ICU Randomized Evaluation trial:人工呼吸管理を必要とする敗血症患者でのデクスメデトミジン投与の有用性に関する研究)
また、地域でのクリティカルケア領域の研究会を複数立ち上げ、それらの中核事務局となっています。常に最新のエビデンスを治療に取り入れ、また当院からも世界への情報発信の一助となれるように鋭意努力中です。

とても雰囲気の良い職場であり、スタッフ一同和やかに仕事をしています。京都に一度暮らしてみたいと思われる方、救急および集中治療の研修を始めたい後期研修医や、他科から転向を考えているベテラン医師の方、救急集中治療に興味はあるけれども家庭の事情により夜勤が困難な女性医師の方など、興味をお持ちの方は是非一度見学にいらしてください。

別府 賢
sbeppu@kyotolan.hosp.go.jp
志馬伸朗
shime@koto.kpu-m.ac.jp
ページの先頭へ